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リファレンス・アナログ・ターンテーブル
Air Force One
エア・フォース・ワン


空気の力《Air Force》で、 アナログ再生の真髄をきわめる!

アナログターンテーブルの大敵。 有害な不要振動を空気の力《Air Force》で徹底排除。

■音楽は人々を感動に浸らせる素晴しい空気の振動です。アナログ録再はこの空気の振動による音の波形を、そのままレコードのミクロの音溝のなかに刻み込み、そして再びその音溝から波形をピックアップし素晴しい空気の振動として再現する、じつに高精度な振動の系です。その中でターンテーブルは、レコードに刻まれた音楽の波形をカートリッジにピックアップさせ、空気の振動として再現させる、この系の要とも言うべきもの。貴重なミクロの振動を扱うがゆえに、有害な不要振動の排除には徹底した姿勢でのぞまなくはなりません。

■TechDASのリファレンス・アナログターンテーブル《Air Force One》は、有害な不要振動の排除をスプリングや緩衝材などに委ねるのではなく、音楽のエネルギーと同じ空気の力《Air Force》を積極的に利用して排除する画期的な設計を展開しています。十分な質量を備えかつ高精密に仕上げられた各部材と、この空気の力とによる制振設計により、レコードに刻み込まれたミクロの音楽波形を、何も加えず何も引かずにピックアップさせる究極のメカニズムです。

設計の基本となる三つの《Air Force》エアーベアリング/ディスク吸着/エアーサスペンション。

  

■ターンテーブルにとってまず重要なことは、正確で静粛で安定した回転の確保です。安定した回転のためには十分なイナーシャが必要なことから、ターンテーブルプラッターは重量級であることが必要であり、本機のプラッターも後記するように相当な重量級です。しかし反面、重量級プラッターは軸受けへの加圧も大きく、いかに高精度な軸受けであっても次第にダメージを受け、精度が低下して摩擦音や回転ムラなどを生じることになりがちです。

■しかし本機は、このような一般的な軸受け機構を必要としない、独自のエアーベアリング方式を採用しています。ベースとなる平面研磨したガラス板上に載せられたプラッターは、単に位置決めのためのセンターシャフトに合わせて置かれているのみで、一般的な軸受けは持たず、この状態ではベース上に完全に接地し微動だにしません。しかし付属の電動エアーポンプからの空気を送り込むと、瞬時にして重いターンテーブルプラッターがベースから僅かに(約30ミクロン)浮上し、エアーベアリング効果による極めて静粛な回転が可能になります。もちろんプラッターの荷重はどこにも一切かからないため、摩擦音などの発生や磨耗による径年変化もなく、メンテナンスフリーで初期性能を維持します。

■また、いかにプラッターが正確で静粛な回転をしたとしても、その上にセットしたレコード盤が反っていてトーンアームが上下動するようでは、高精度な信号ピックアップは望めません。これはカートリッジにとって極めて過酷な条件となるばかりか、アームの上下動で生じる針先の沈み込みや浮き上がりは大きな低周波信号を生み、再生の忠実度を損なうさまざまな要因となります。本機はこれも空気の力《Air Force》によるレコード吸着機構で解決しています。

■プラッター上にレコード盤をセットし SUCTION ボタンを押すと、プラッターを浮上させたままで同時にレコード盤をプラッターに吸着します。これによりかなり反りのあるレコードでも、一瞬にしてまっ平ら。トーンアームの上下動も皆無に近く、カートリッジの能力をフルに発揮させます。また、この吸着によりレコード盤は重量級プラッターと一体になるため、有害なレコード盤の共振も排除されます。さらにレコード盤はターンテーブルプラッター内部にある、エアーチャンバーの気圧を下げることで吸着させるため、プラッター自体のダンピング性能も高まり、共鳴を抑えてSN感を圧倒的に向上させます。そして再び SUCTION ボタンを押すと瞬間的にエアーが逆噴射し、瞬時にレコード盤吸着を解除します。

■空気の力《Air Force》による第3の機構は、エアーサスペンション方式。アナログターンテーブルにとって最もやっかいな問題の一つは、床からの振動遮断対策です。どんなに頑丈な床でも、同じ床面に設置したスピーカーの振動や、人の動きなどで生じる振動などがターンテーブルに伝わり、SN比の劣化をはじめとするさまざまな問題を生じさせます。そのため多くのターンテーブルでは、スプリングや緩衝材などで床からの振動遮断をはかりますが、本機ではここでも空気の力を借りたエアーサスペンション方式を採用です。ターンテーブル本体を支える3個の大型脚部内には、空気圧を変化させることのできるエアーサスペンションが装備され、床からの振動遮断に大きな効果をあげています。

■この3個の脚部にはエアーサスペンションとともに、回転式の高さ調整機構も組み込まれていて、この双方を操作することにより本体の水平調整のほか、ダンピング特性を変化させることもできます。したがって使用するトーンアームやカートリッジの特徴に相応しいダンピング特性の設定で、より優れた再生を実現するなど、極めて高度な使いこなしにも対応します。

本体シャーシは贅を尽くした3層構造。異種材を組み合わせた計43㎏に達する、重量級シャーシが音の土台を構築。

   
                    メインプラッターに対向する平面性の高い硬質ガラス面

■3個の大型脚部に支えられた本体シャーシは、物性の異なる2種のアルミ合金による3層サンドイッチ構造とし、固有共振の発生を抑えています。まず最下部の厚いベースシャーシ部分は、マグネシウムとの合金によるA5052で、航空機や自動車のホイールなどに使われる強度の高さと、優れた加工性を兼ね備えるもの。その上の黒色アノダイズ処理されたミドルシャーシは、超々ジュラルミンと呼ばれる亜鉛系のアルミ合金A7075で、同じく航空機用などに使われますが、強度に関してはアルミ合金のなかでも最強とされているものです。そして最上部のアッパーシャーシ用はベースシャーシ用と同じく強度と加工性の高さを備えたアルミ合金A5052です。本機ではこの表面を美しいハードアノダイズ仕上げとし、高精度感とともに落ち着きのある美しさを醸し出させています。なお、このベースシャーシ全体の重量は43㎏にも達し、あらゆる音楽の土台をしっかりと支えます。

シャーシには10インチ型や12インチ型など 2本のトーンアーム搭載が可能です。

■本機はアームレス仕様なのでトーンアームは付属しませんが、前記のシャーシには、お好みのトーンアームを2本までセットすることが可能です。本機の標準仕様状態では、シャーシの右側に標準的な実効長10インチ型のトーンアームを取り付けることができます。さらにセカンドアーム用にオプションのアームベースも用意され、これをシャーシ左側奥に取り付けることで、実効長10インチの標準的なトーンアームばかりでなく、実効長12インチのロングタイプアームも搭載可能になります。さまざまなアームやカートリッジとの組み合わせで、奥深いアナログ再生の楽しさを探り出してください。なお各アームベースは、使用するトーンアームに合わせた事前の加工が必要なため、ご注文時に使用アームをご指定ください。

メインプラッターは鍛造非磁性ステンレス製。アッパープラッターは材質の異なる3種から、お好みのタイプをお選びいただけます。


      メインプラッター
(鍛造ステンレス)と各種アッパープラッター
超々ジュラルミン
非磁性ステンレス
アクリル樹脂

■ターンテーブルプラッターも、この贅沢な重量級シャーシとの組み合わせに相応しいものです。本機の場合、前記したようにプラッターにはディスク吸着機構が盛り込まれているため、一般的なプラッターのように単なるソリッドな円盤ではなく、メインプラッターとアッパープラッターを組み合わせたもので、内部にはレコード盤吸着のため1.1リットルのエアーチャンバーを有します。メインプラッターは非磁性ステンレスチールSUS316Lを、きわめて入念に鍛造加工した贅沢なもので、外径310㎜ 高さ54㎜、重量19㎏。外周は40㎜の肉厚を有し、回転時には大きなイナーシャを生み出します。

■いっぽうアッパープラッターは音質の好みによって選択できるよう、材質の異なる3種を用意しました。ご注文時にこのなかから希望のタイプを指定して下さい。用意したのは、アクリル樹脂製(メタクリレート黒・重量1.5㎏)/超々ジュラルミン製(A7075・重量3.5㎏)/メインプラッターと同じく鍛造加工れされた非磁性ステンレス製(SUS316L・重量10㎏)の3種です。各アッパープラッターにはいずれも、静電気除去効果が大きい極薄の特殊素材シートが付属します。なお、上記3種のアッパープラッターはそれぞれ別売りもいたしますので、異なるタイプも手元にご用意いただき、付け替えて音質の違いを楽しむこともできます。

マイコンによる回転数自動調整回路や重量級プラッターなどにより、ベルトドライブの常識を超えた高い回転精度を実現。

■ドライブ方式は布ベルトドライブを採用。歴史あるベルトドライブ方式には、糸ドライブ、ゴムベルトドライブ、布ベルトドライブなどさまざまな方式がありますが、本機では重量級プラッターを短時間で定速回転させ、かつ回転の安定性を確保する上から、伸びのない布ベルトドライブを採用しました。材質は表面を研磨して高い平滑度を持たせた、ポリウレタン繊維による4㎜幅の平ベルトで、静粛性にも耐久性にも優れています。

■ドライブモーターは本体シャーシから隔離して設置した、アルミ合金製の強固な独立筐体に納められています。モーターは重量6.6㎏を有するACシンクロナスモーターで、これを回転数自動アジャスト回路と、2相DCアンプ回路により駆動します。

■この回転数自動アジャスト回路はベースに設けた非接触センサーにより、プラッター1回転ごとの回転誤差を検出し、マイクロプロセッサーによる自動アジャスト回路で補正。定速に達すると回路はロックしその速度を維持します。同時に駆動モーターの電圧は二分の一になり、振動を一段と低減。モーターは、大きなイナーシャにより安定回転しているプラッターが、止まることのないように補助する役目に切り替わり、極めて静粛で、かつ常識を超えた回転精度の高さを確保します。

■回転数は33.3回転と45回転の切替えが可能です。さらに各定速に対し±0.1%ステップでの速度微調整が可能ですから、レコードに合わせての楽器演奏時などにも、好みのピッチによる再生が可能になります。

本機はターンテーブル本体のほか、エアーポンプ+電源部ユニット及びエアーコンデンサーユニットで構成。

■《Air Force One》はターンテーブル本体のほかに、2個の筐体ユニットからなる3ユニット構成です。比較的大型の白いユニットは、電動エアーポンプ+電源部ユニット。エアーポンプはダイキャスト製ケースに封入された高性能なモーター式ポンプで、バイブレーション式のポンプでは得られない静粛設計を達成しています。しかも特殊なゴム製サスペンションにより、微小な振動もカットしています。さらにこのユニット内にはモーター駆動用、及び回転制御回路用や操作回路用、それにLED用など、合計4基のパワーサプライが納められています。このように各部を専用電源化することで余裕あるモーター駆動力をはじめ、各部の高性能化を実現しています。またパワーサプライをターンテーブル本体から隔離することにより、カートリッジからの微小な音楽信号への電気的な干渉なども排除され、優れた再生に寄与しています。

■少し小型の黒いユニットは、エアーポンプからの空気を溜め込んで送り出す、エアーコンデンサーを納めたユニット。内部には空気圧で膨張したりしない、ガラス製のチャンバーが納めてあります。これによりポンプで発生した脈流を完全に取り除き、エアーベアリングやレコード盤吸着動作を滑らかにおこないます。

プラッター表面を大敵の埃から守る、プラッターカバーを標準装備。












大切なプラッター表面を埃から守るプラッターカバー
      "The Platter Top"標準装備
■アナログレコードにとって埃が大敵なのは当然のことです。ことにプラッター上の埃は、うっかりそのままレコード盤をセットしたりすると盤の裏面にこびりつき、最悪の場合レコード盤の溝の中で硬化してしまうようなことも考えられます。

■埃をあまり気にしない海外製ターンテーブルには、以前からダストカバーなど埃をよけるための配慮をされた例は少なく、現行の製品では皆無に等しいとも言えそうです。

■ただし、本機のような大型のターンテーブルでは、ダストカバーで全体を覆ってしまうことを考えると、ダストカバー自体は大変大きなものとなってしまい、取り扱いは大変困難となってしまいます。

■そのため、本機にはレコード盤と接するプラッター部分をカバーするためのホワイトアクリル製プラッターカバーを標準装備させました。ぜひ、お役立てください。

オプションで用意した結晶アクリル製専用ダンピングテーブルも、ぜひご注目ください。

          
                Air Force One の性能を100%発揮させる専用ダンピングテーブル(オプション)

■《Air Force One》は本体部分の重量だけで最大70kg以上に達し、かつ、駆動モーターが本体シャーシから隔離されているなどのことから、性能を十分に発揮させるには十分に強度が高く安定した理想的な設置条件の確保が不可欠です。

■また、前述しているとおり、アナログプレーヤーはまさに機械振動を電気信号に変換する系そのものですから、設置環境は、十分な強度とともに、十分な制振性を兼ね備えていることが大変重要です。

■設置環境に十分な制振性を与えるためのオプションとして、振動吸収性に優れた結晶アクリル製の専用ダンピングテーブルを用意しました。このテーブルの上面には駆動モーターと本体の脚部のポジションが切削されており、一度その位置に設置すれば、以降は位置がずれる心配もなくご愛用いただくことができます。

Specifications

 
ターンテーブル本体


形式
シャーシ
メインプラッター
アッパープラッター



駆動方式

駆動モーター
モーター電源
回転数
ワウフラッター
本体総重量
設置必要寸法

トーンアームレス・ターンテーブル
異種金属3層構造 重量43kg
非磁性鍛造加工エステンレス製 重量 19kg
下記3種より選択
・アクリル樹脂製メタクリレート黒 重量 1.5kg
・超々ジュラルミンA7075 重量 3.5kg
・非磁性鍛造加工エステンレスSUS316L 重量 10kg
布ベルトドライブ
本機専用、特殊表面研磨ポリエステルベルト
ACシンクロナスモーター
パワーアンプ駆動回転制御方式
33.3rpm / 45rpm スイッチ切り替え式 回転微調整機構付き
0.03%以下
79kg (最大)
680 (W) x 480 (D) mm
エアーポンプ & 電源ユニット
消耗電力
外形寸法

60W
430 (W) x 160 (H) X 240 (D) mm 重量 10kg 設置時には奥行き方向に300mm必要
エアーコンデンサーユニット
外形寸法

260 (W) x 160 (H) X 240 (D) mm 重量 4kg 設置時には奥行き方向に280mm必要
付属品
アームベースウッド
アクリル製プラッターカバー
AC電源ケーブル
DCケーブル
エアーホースー式
プラッター交換用工具一式
取扱説明書

x1(メインアーム用、ご使用トーンアームに合わせて加工いたします)
x1
x1 (長さ 180cm)
x1
(計6本)

x1
オプション用品
セカンドトーンアーム用ベース
アップグレード用ステンレス製
交換用アッパープラッター



専用ダンピングテーブル
ディスクスタビライザー

アームベース
3種
・アクリル樹脂製メタクリレート黒 重量 1.5kg
・超々ジュラルミンA7075 重量 3.5kg
・非磁性鍛造加工エステンレスSUS316L 重量 10kg

本製品は特別注文品です。ご注文時に販売価額の50%を予約金として申し受けます。
詳しくは販売店にお問い合わせ下さい。