FEATURE
Ocean Way 伝統のラージモニターを受け継ぐ "コンパクト" ラージモニター
Ocean Way Audio のスタジオ用モニタースピーカーの原点は、HR 1 という巨大なラージモニタースピーカーです。設計者であり録音エンジニアでもある Allen Sides はスタジオモニターの必要条件として、広大なスイートスポットと十分な感度を要求いたしますので、必然的に彼の設計するモニタースピーカーは大型のものが主流となっていました。
HR 3.5 は、Allen Sides の考えるラージモニターの資質を最大限クリアし、現実的にスタジオで使用しやすい大きさにまで小型化を進めた完成度の高いモニタースピーカーです。自立または壁埋め込みのどちらでも設置が可能で、20 Hz から 22 kHz の周波数特性と最大 120 dB の SPL を実現します。
HR 3.5 の構成は、1 inch ドーム型 HFドライバーと 8 inch ドライバーを使用したインテグレーテッド 2 ウェイ・デュアルホーンシステムに 12 inch の ベースドライバー 2個 を組み合わせたコンフィグレーションです。チャンネルデバイダー内蔵マルチパワー・アンプユニット A-4100 3chアンプが付属し、トータルで最大3,400 W を供給します。アンプユニットはデジタル入力 ( AES 192 kHz / 24 bit ) での使用も可能です。
Ocean Way Pro の音響設計を特徴付けるのは複雑な３次元形状によるデュアル/ハイブリッド・ウェーブガイドシステムです。
このウエーブガイドにより、再生周波数帯域全域にわたり水平方向 100° という広いディスパージョン特性を実現させリスニング環境の広い範囲に隅々にまで大きなスイートスポットを作ります。非常に均質な指向性により、スタジオ内で常に一貫したステレオイメージを実現しています。
付属アンプユニット A-4100 は出荷前に Allen Sides 自身の手によってイコライジングとスピーカーマッチングが行われ、左右スピーカーの偏差が完全にアジャストされた上でデリバリーされます。
HR 3.5 本体
専用 3 ch アンプモジュール