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New OVAL Series B1 Decade Loudspeaker System

FEATURE製品の特長

完成後10年の時を経て オリジナルモデル B1 をリファイン!

VIVID Audio の1号機である B1 は設計者 ローレンス・ディッキーの理想を具現化した、完成度の大変高いモデルであり、それは10年を経 た今でも技術的に決して色あせることなく現代ハイエンドスピーカーの頂点に君臨し続けております。一方で、ここ10 年の間に GIYA シリーズの製品化による新たな着想や、コンピューターシミュ レーション技術の進化など、製品をより良く改良 する要素が、生まれてきたことも事実です。 このたび10 年の時を経て、ディッキーは、B1 のリファインを敢行。完成度の高いフォルムはそのままに、キャビネット材質とドライバーユニットという主要箇所をリニューアルすることにより、これから先の10年を見据えたリファレンス モデルとして完成させました。
設計者 ローレンス・ディッキーの「共鳴と反射からの解放」という設計ポリシーは全くぶれておりませんので、オリジナル B1 に採用されているVIVID Audio スピーカーの以下の基幹技術はそのまま踏襲されています。

・テーパード・アブソーバ・チューブ ( Tw/ Mid )
・リアクションキャンセル・ウーファーマウント
・オールアルミニウム・ダイヤフラム(Tw/Mid/Wf)
・カテナリー曲線形状のドーム (Tw/Mid)


更なる強度を持った軽量化キャビネット!
共鳴と共振を徹底的に排除した、3層構造。

オリジナル B1 はキャビネット材としてグラスファイバー強化 FRP を使用していました。これは十分な強度と特性を得られますが重量を犠牲にせざるを得ません。設計者ローレンス・ディッキーは、フラッグシップモデル G1 GIYA に開発にあたって、軽量かつ強度が十分である材質を研究し、GIYAシリーズではコア部に軽量発泡材を使用した サンドイッチ構造のキャビネットを開発いたしました。
この新たな軽量かつ十分な強度を実現したキャビネットの製造には、特別な金型による特別な成型方法が必要で、GIYAシリーズの生産開始当初は製造工程で大変な苦労がありました。今回 B1 Decade に採用できた背景には、GIYAシリーズ誕生以来不断の努力で製造技術を進化させてき た VIVID Audio の歴史が隠されています。


さらに強大なパワーを得たウーファードライバー

VIVID Audio のサウンドの要となる C125 bass/mid ドライバーは、 元々はオリジナルB1とともに開発されました。シャーシ設計や振動板設計自体はまったく古びることなく現在でも世界最高のドライバーユ ニットであることに変わりはありませんが、有限要素法を駆使した最新の最適化ソフトウエアでコンピューターシミュレーションを行った結果 、磁気回路に改善の余地があることが判明したのです。
マグネットのエネルギーを最大限活用するためにはマグネットは最大限ボイスコイルに近接配置すべき、というシミュレーション結果に基づき、B1 Decade 用ドライバーでは磁気回路を最適化。さらなる磁束を得ることにより、磁束ギャップの長さを伸ばしディストーション特性をさらに改善。また、磁束アップに伴いサウンドエネルギーもさらに改善、クロスオーバーネットワークも、見直したことにより、単に低域特性 だけでなく全帯域にわたり見違えるようなサウンドが得られています。


新開発ディフューザーを装備した、ミッドレンジとツイーター

ツイーター D26 とミッドレンジ D50 の基本設計は従来と同一ですが、大きな違いは、表面にプロテクターを兼ねたディフューザーを取り付けたことです。最新のコンピュータシミュレーションにより、ディフューザー設計を行い、ダイヤフラム全体に適正なロードをかけることにより、ダイヤフラムを保護するとともに、 音響エネルギーの拡散指向性をさらに改善しています。


バッフル全面を覆う金属製フロントグリルを新たに採用

外観面での大きな変化は、GIYA シリーズでも採用しているバッフル面全体を覆うプロテクショングリルを採用したことです。デザイン的にも美しくまた機能的にもサウンド的にも申し分ありません。


SPECIFICATIONスペック

方式 3.5 Way バスレフ
キャビネット グラスファイバー強化複合樹脂、サンドイッチ構造
  アブソーバーチューブテクノロジー(ツイーター、ミッドレンジ)
  リアクションキャンセルマウントテクノロジー(ウーファー、バスレフダクト)
使用ドライバー D26 Tweeter
  D50 Mid-range
  C125 Mid-bass x 2
能率 89dB @ 2.83Vrms / 1m
定格インピーダンス 4 Ω
周波数特性 34 - 36,000 Hz @ -6dB / 38 - 33,000 Hz @ +/- 2dB
D26Tweeterファーストブレークアップ周波数 44,000 Hz
高周波歪み率 0.5%以下(全周波数帯域内)
クロスオーバー周波数 130Hz / 900Hz / 3,500 Hz
最大許容入力 300 W
寸法 1,095 (H) x 265 (W) x 420 (D) mm
重量 36kg

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